日米連携で新ミサイル防衛へ 「迎撃のみ」から「反撃」も可能に[2022/12/05 13:21]

 政府は国家安全保障戦略など防衛関連3文書に、アメリカの推進するミサイル統制システムの構築を明記する方向で検討に入りました。

 政府は、敵のミサイル発射拠点を攻撃する「反撃能力」を保有する方針を固めていて、迎撃のみに特化した今の防空システムを改める考えです。

 そのため政府関係者によりますと、アメリカの推進する「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」を導入する方向で検討に入りました。

 敵基地への攻撃も含め、指揮統制システムを通じて攻撃か迎撃かの最適な手段を指示するミサイル防衛体制を新たに構築する方針です。

 「反撃能力」の具体的な手段としてアメリカ製の巡航ミサイル「トマホーク」の購入などを検討していて、自衛隊とアメリカ軍の連携をしやすくする狙いもあります。

 今月中旬に改定する防衛関連3文書に明記する方向で調整しています。

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