防衛費 総額約43兆円の内訳が判明 スタンド・オフ防衛分野に約5兆円など[2022/12/10 22:50]

 政府が目指す来年度から5年間の防衛費、総額およそ43兆円の内訳が明らかになりました。敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」の分野におよそ5兆円を充てる方針です。

 政府が今月中に改定する「国家安全保障戦略」など3つの安全保障関連文書の全容が明らかになり、来年度から5年間の防衛費、総額およそ43兆円の内訳が判明しました。

 安全保障関連3文書の一つで、従来の「中期防衛力整備計画」に代わる「防衛力整備計画」では敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」の分野におよそ5兆円を計上しています。

 また、航空機や艦船といった装備品などの維持整備におよそ9兆円、自衛隊の施設の老朽化対策などにおよそ4兆円弾薬や誘導弾の購入におよそ2兆円を充てる方針です。

 そして無人機、宇宙、サイバーの分野にそれぞれおよそ1兆円を計画しています。

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