陸上自衛官の定員約2000人を海・空に振り替えへ 人員を有効活用[2022/12/12 16:21]

 防衛省は、限られた人員を有効に活用するために、陸上自衛官の定員をおよそ2000人、海上自衛隊と航空自衛隊に振り替える方針で最終調整しています。

 現在、陸上自衛官はおよそ14万人で海・空自衛官はそれぞれ4万3000人程度が勤務しています。

 今後も少子化が進むことが考えられることから、防衛省は陸上自衛官の定員およそ2000人を海・空自衛官の定員に振り替えることで最終調整しています。

 また、海上自衛隊では既存の艦船や潜水艦のほかに、水上・水中航走体などと呼ばれる無人機部隊を新編する方針です。

 さらに航空自衛隊でも、敵の空域で情報を継続的に収集する無人機を導入し、その能力を強化するための「作戦情報団(仮称)」と呼ばれる部隊を新編する方向で調整が進んでいます。

 一方、自衛隊で唯一の、高校から自衛隊に入るための男子校である陸上自衛隊高等工科学校を男女共学にし、女性の人員の確保を強化していきたい考えです。

こちらも読まれています