鈴木政務官「全額返金した」 公共事業受注企業から寄付[2023/02/17 13:02]

 鈴木内閣府政務官は国会で、自身が代表を務める自民党支部が、国の公共事業を受注した企業から寄付を受けていた問題について、「全額を返金した」とし辞任はしない考えを強調しました。

 鈴木政務官:「法には触れるものではありませんが、道義的な観点から、きのう16日までに全額を返金しました」

 立憲民主党・柚木衆院議員:「道義的な観点から返金されたというんであれば、まさに道義的な観点から、少なくとも政府の役職である内閣府政務官を辞任する考えはありませんか」

 鈴木政務官:「今後より一層の緊張感を持って引き続き公務および政務に努めしっかりと職責を果たして参りたいと考えております」

 鈴木政務官が代表を務める自民党三重県第4選挙区支部によりますと、おととし10月の衆議院解散から投票日までの間に、国の公共事業を受注した建設会社13社から、合わせて1060万円の寄付を受けました。

 公職選挙法は国と契約を結ぶ業者が国政選挙に関して寄付することを禁じています。

 鈴木政務官は17日の衆議院予算委員会で、「いずれの会社も国からの公共事業を受注していたことはまったく知らなかった」と弁明し、全額を返金したと説明しました。

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