松野長官　北朝鮮への人道支援「あらゆる選択肢排除しない」

　北朝鮮による拉致被害者家族会などが被害者の帰国が実現するなら人道支援に反対しない方針を決めたことを受け、松野官房長官は「あらゆる選択肢を排除せず検討する」と強調しました。

　松野官房長官：「拉致問題の解決に向けたご家族や救う会の方々の強い思いの表れと受け止めています。ご指摘の人道支援を含め、あらゆる選択肢を排除せず不断に検討を行ってきており、今後も検討していきます」

　北朝鮮による拉致被害者家族会と支援組織の「救う会」は「被害者の一括帰国が実現するのであれば、人道支援に反対しない」とする新たな運動方針を26日に決定しました。

　松野長官は「拉致問題は時間的制約のある人道問題だ」と述べ、拉致問題の早期解決に向け取り組む考えを改めて示しました。