岸田総理 同性婚認めないのは「不当な差別とは考えない」[2023/02/28 16:11]

 同性婚を認めないことについて、岸田総理大臣は憲法の解釈をもとに、「国による不当な差別であるとは考えていない」と強調しました。

 岸田総理大臣:「少なくとも同性カップルに公的な結婚を認めないことは、国による不当な差別であるとは考えておりません」

 衆議院予算委員会で共産党の宮本議員は「同性婚を実現しないことそのものが差別ではないか」と迫りました。

 岸田総理は、憲法第24条第1項は「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する」と規定していて、「同性婚制度を認めることは想定していない」と述べ、従来通りの解釈を示しました。

 また、「同性婚制度の導入は国民一人ひとりの家族観とも密接に関わる問題だ」と述べ、これまでの裁判の結果や地方自治体におけるパートナーシップ制度の状況などを踏まえて「丁寧な議論が必要だ」と強調しました。

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