大型ミサイルの弾薬庫「10年後までに全国に約130棟を設置」 浜田防衛大臣[2023/03/02 23:40]

 参議院の予算委員会で浜田防衛大臣は10年後までに全国に約130棟の大型ミサイルの弾薬庫を設置する方針だと明らかにしました。

 浜田防衛大臣:「弾薬の生産能力向上及び製造量に見合う火薬庫の確保を進めることとしております。具体的に、令和9年度(2027年度)までに火薬庫の整備に係る計画として約70棟程度を措置し、防衛省としては、おおむね10年後までには約60棟程度の整備を目標としておるところであります」

 保管する弾薬の種類などの詳細については、自衛隊の能力を明らかにすることになるとして示しませんでした。

 防衛省は2023年度予算案に大分県と青森県の自衛隊施設内での弾薬庫の新設に加え、広島県の自衛隊施設内でも弾薬庫設置の候補地として調査するための費用を計上しています。

 共産党の小池書記長は「日本国中に作られる弾薬庫は攻撃対象になる」と迫りました。

 岸田総理大臣は「(火薬取締法など)関係法令に基づいて周辺施設と十分な距離を確保するなど、安全面について配慮を行う」と強調しました。

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