自民党の菅前総理大臣は沖縄県を訪れ、日本を取り巻く安全保障環境について「かつてないほど極めて厳しい」と述べ防衛力強化の必要性を強調しました。
菅前総理大臣:「ロシアのウクライナ侵略、こうしたことによって、ロシアは日本にとって近接する国、また北朝鮮のミサイルもあります。台湾海峡もあります。かつてないほど極めて厳しい安全保障の状況にあると」
南西諸島でのミサイル配備に地元から不安の声が上がっていることについて、菅前総理大臣は「何を目指しているのかを説明し理解を求めることが大事だ」と述べました。
そのうえで「国民の安全安心を守るために意欲と能力があると示し、抑止力を働かせることが大事だ」と強調しました。
一方、放送法の「政治的公平」に関する行政文書を巡っては当時、官房長官だった菅前総理大臣は様々な案件の説明を受けていたことを振り返り、「一つひとつについて記憶は全くない」としたうえで「放送法の問題について総務省はしっかり対応していると思う」と述べました。
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