学術会議の会員選考方法を見直す法案 今国会提出見送りへ[2023/04/20 15:08]
日本学術会議の会員の選考方法などを見直す法律の改正案を巡り政府は、今国会の提出を見送る方針を与党側に伝えました。
学術会議法改正案は、日本学術会議の新会員を決める際に、外部の有識者による「選考諮問委員会」を新たに設置して、会員の選考過程に関与させることなどが盛り込まれています。
これに対して学術会議側は、「独立性が損なわれる可能性がある」などと反発を強めていました。
また、野党からも同様の批判の声が上がるなか、6月21日の会期末までに十分な審議時間が確保できないと判断したものとみられます。