【G7広島サミット】何が入っているかお楽しみ?「サミットバッグ」[2023/05/15 19:44]
G7やG20などの国際会議では、
来訪した各国代表団や特に海外の報道関係者を念頭に、
記念品が配布されることが慣例となっています。
この「サミットバッグ」は、いわば「お土産」です。
今回、広島サミットで配布されるグッズのラインナップは、以下の通りです。
●サミットバッグ
日本で最も有名デニムの産地の一つである広島県福山市産の備後デニムを使用したオリジナルバッグ
●ボールペン
植物由来の素材である「バイオマスプラスチック」を使用した文房具
●ノートブック
炭酸カルシウムを50%以上含む、紙・プラスチックの代用品となる日本発の新素材「LIMEX」を使用した文房具
●メモ帳
広島に送られてくる折鶴から作られた再生紙に、広島を象徴するモチーフのデザインをあしらったメモ帳
●ハンドタオル
広島をイメージし、鳩型に圧縮したタオル
●タンブラー
広島県の間伐材を使用したタンブラー
●ボール(※代表団のみ配布)
広島県産のサッカーボール
バッグの生地には、広島県福山市産の備後デニムが採用され、
開催地である広島の職人が紡績から縫製まで行っているそうです。
グッズは、プラスチックを極力使用しない、環境に配慮したものになっています。
「サミットバッグ」には、地元の企業の技術や、
開催国のSDGsの取り組みをアピールしたりする役割もあります。
こうしたグッズには、多くの場合、
関係者が期間中の業務でも使える実用的な物が選ばれます。
最近の傾向としては、モバイルバッテリーなど、デジタル系のツールも増えている印象です。
■工夫を凝らした「サミットバッグ」狙いは?
では、なぜグッズを作って配布するのでしょうか。
目的の1つとして、開催国は、会議の期間中、
さまざまな工夫を凝らして、その国の伝統文化や魅力を最大限PRします。
こうしたグッズの製作や配布も、その努力の一環です。
もう1つ、目的として考えられるのは、
各国から来訪する報道関係者らに“おもてなし”を重ねることで印象を良くしてもらい、
少しでも良い記事を書いてもらいたいという思惑も透けて見えます。
ANN取材本部(テレビ朝日)原 慎太郎