LGBT法案「後退した」 自民の修正案を野党が批判[2023/05/16 06:19]

 LGBTなど性的少数者への理解を広める法案を巡り、自民党は修正案について野党側に説明しましたが、「後退した内容だ」などの批判を受け理解を得られませんでした。

 立憲・西村代表代行:「きょうの時点で『これで賛成だ』とおっしゃる方は(野党側は)1人もいませんでした」

 LGBTに関する超党派の議員連盟は15日に役員会を開き、自民党の修正案について協議しました。

 その案では、2年前に超党派でまとめた「差別は許されない」という文言が「不当な差別はあってはならない」に、「性自認」という文言が「性同一性」に変更されています。

 これに対し野党側からは、「今、差別があるという認識に立っていない」「なぜ文言を変える必要があるのか」などと批判する声が上がりました。

 すべての野党から合意が得られなければ、今の国会での法案成立は困難な情勢です。

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