バイデン大統領「核兵器ない日に向けて進もう」 原爆資料館の芳名録に記帳[2023/05/20 12:27]

 G7(主要7カ国)の首脳らが19日、広島市の原爆資料館を訪れた際に記帳した内容が公開され、アメリカのバイデン大統領は、「核兵器をなくせる日に向けて共に進んでいきましょう」と言葉を残しました。

 芳名録には、核保有国であるアメリカ、イギリス、フランスを含むG7の首脳らが直筆でメッセージを残しました。

 バイデン大統領は、「この資料館で語られる物語が、平和な未来を築くことへの私たち全員の義務を思い出させてくれますように」としたうえで、「世界から核兵器を最終的に、そして、永久になくせる日に向けて、共に進んでいきましょう。信念を貫きましょう!」と呼び掛けました。

 イギリスのスナク首相は、「広島と長崎の人々の恐怖と苦しみは、どんな言葉を用いても言い表すことができない。しかし、私たちが、心と魂を込めて言えることは、繰り返さないということだ」と決意を記しました。

 フランスのマクロン大統領は、「感情と共感の念をもって広島で犠牲となった方々を追悼する責務に貢献し、平和のために行動することだけが、私たちに課せられた使命です」とつづりました。

 今回の訪問を主導した岸田総理大臣は、「歴史に残るG7サミットの機会に議長として各国首脳と共に『核兵器のない世界』を目指すためにここに集う」と記入しました。

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