“防衛財源確保”法案が衆院通過 2度延期の末[2023/05/23 14:25]

 防衛力の抜本的強化に向け、増額する防衛費の財源を確保するための法案が衆議院本会議で与党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。

 法案には防衛費の増額に必要な財源の一部を確保するため、国有資産の売却など税金以外の収入で集めた資金を積み立てる「防衛力強化資金」の新設などが盛り込まれます。
 
 政府は、不足する部分を増税で賄う方針で、野党側は、「増税ありきは認められない」などとしてそろって反対しました。

 24日の参議院本会議で審議入りする予定です。

 法案を巡っては今月10日に立憲民主党と共産党が財務金融委員長の解任決議を、16日には立憲民主党が単独で財務大臣の不信任決議案を提出したため、2度にわたって採決が延期されました。

 政府・与党は会期内の成立を目指す方針ですが、野党側は参議院でも徹底抗戦する構えです。

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