維新・国民がLGBT法案を共同提出「ジェンダーアイデンティティ」と表記[2023/05/26 20:15]

 LGBTなど性的少数者への理解を深めるための法案を巡り、日本維新の会と国民民主党は「性自認」や「性同一性」との文言を英語の「ジェンダーアイデンティティ」に改めた対案を国会に共同提出しました。

 日本維新の会・音喜多政調会長:「『性自認』か『性同一性』かというところで激しい議論であるとか、あるいは政治的な対立が行われておりましたけども、そこと一線を画してですね」

 「LGBT法案」を巡り、自民と公明両党は性同一性とした与党案を、立憲民主党などは性自認との表現が盛り込まれた超党派議連の合意案をそれぞれ国会に提出しています。

 これに対して維新と国民案では、これらの文言を英訳し、ジェンダーアイデンティティと表現しました。

 「国際共通語としてもすでに使われている」と説明し、多くの人の理解を得たいとしています。

 また、性的マイノリティー以外の人の権利も擁護する観点から「すべての国民が安心して生活することができるよう留意する」と明記しました。

 3つのLGBT法案が並ぶ事態に発展したため、今の国会で成立に至るかは不透明な状況です。

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