「強制性交罪」を「不同意性交罪」に 刑法改正案 衆議院を通過[2023/05/30 21:55]

 性犯罪への対策を巡り、「強制性交罪」の処罰要件の見直しなどを盛り込んだ刑法の改正案が衆議院本会議で全会一致で可決されました。

 改正案では加害者の「暴行や脅迫」が要件となっている「強制性交罪」を「不同意性交罪」に罪名を改め、「性行為に同意しない意思を持ったり意思を示したりすることなどが困難な状態にさせた」場合に処罰できるようにします。

 具体例としては「暴行や脅迫」に加え、「アルコールまたは薬物を摂取させること」「恐怖、驚愕させること」「経済的、社会的地位の利用」など8つの行為が処罰対象として明記されています。

 また、性交同意年齢をこれまでの13歳から16歳に引き上げます。

 16歳未満との性行為は処罰の対象となりますが、13歳から15歳は加害者が5歳以上、年上の場合を対象とします。

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