「異次元の少子化対策」素案に意見相次ぐも幹部に対応一任 自民[2023/06/02 18:33]

 自民党は児童手当の拡充などが盛り込まれた政府の少子化対策の素案を巡って議論し、財源などについて意見が相次ぎましたが、幹部に一任となりました。

 政府は来年度からの3年間で児童手当の拡充や高等教育の充実など3兆円台半ばの予算を新たに確保する方針です。

 財源については社会保障費の歳出改革や社会保険料への上乗せで捻出する案を検討していますが、「年末までに結論を出す」として明示していません。

 2日の自民党の会議では「社会保障費の削減で賄うのは厳しい」「政府資産を運用して確保すべきだ」などの意見が出たほか、「将来的な国民負担についても逃げずに示すべきだ」といった指摘も出ました。

 最終的には茂木幹事長と萩生田政調会長に一任されました。

 来週中にも党の総務会で了承される見通しです。

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