「防衛財源確保法案」が委員会で可決 16日成立へ[2023/06/15 14:08]

 防衛力の抜本的強化に向け、増額する防衛費の財源を確保するための法案が、参議院の財政金融委員会で与党の賛成多数により可決されました。

 法案には防衛費の増額に必要な財源の一部を確保するため、国有資産の売却など税金以外の収入で集めた資金を積み立てる「防衛力強化資金」の新設などが盛り込まれます。

 政府は、2027年度までの5年間で防衛費を43兆円確保することにしていて、このうちの一部を新設する資金で賄う方針です。

 不足する部分は増税で賄う考えで、野党側は「増税ありきは認められない」などとして、足並みをそろえ反対しました。

 16日の参議院本会議で可決・成立する見通しです。

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