ロシアによる侵攻で鉄道網を破壊されたウクライナが日本の「新幹線」を整備することで復興につなげたいとの関心を示していることが分かりました。
政府関係者によりますと、6月中旬にウクライナのインフラや復興を担当するクブラコフ副首相が来日した際、日本の新幹線システムに関心が示されたということです。
現在、ウクライナに敷かれている鉄道のレールの幅はロシアなど旧ソ連諸国と同じ規格で、日本やEU諸国よりも広くなっています。
この違いが人や物資をヨーロッパから運ぶ際のハードルにもなっていて、ウクライナは破壊されていない区間も含めて全土のレールをヨーロッパの規格に変更する方針です。
ただ、その際に日本の新幹線を導入するかどうかについて政府関係者は「今は戦争中だ」「具体的な話をしている状況ではない」として、困難だという見方を示しています。
広告
