物資輸送などの連携確認 南海トラフ地震想定で初めて日米豪の防災演習[2023/06/28 19:49]

 防衛省は南海トラフ地震を想定した統合防災演習を行いました。初めて、アメリカ軍とオーストラリア軍との多国間訓練を実施し、物資輸送などの連携を確認しました。

 内山均多国間調整所長:「発災からこれまで54時間が経過しました。このような厳しい状況のなか、各国からは特に人命救助に特化した多くの支援の申し出をいただいております」

 2023年度の統合防災演習は日向灘を震源とするマグニチュード9.1、最大震度7の地震が発生したという想定で26日から5日間の日程で行われています。

 陸海空の自衛隊員およそ1万5000人が対応にあたるほか、在日アメリカ軍や民間企業や地方自治体も参加して災害時のそれぞれの動きなどを確認しました。

 また、今年は新たにオーストラリア軍が参加し、他国からの支援の申し入れがあった場合、物資輸送などの調整を行いました。

 この訓練には中国や韓国、ウクライナなど16カ国の軍関係者もオブザーバーとして参加したということです。

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