処理水めぐり中国反発 林外務大臣「国際基準」と反論[2023/07/13 23:59]

 ASEAN(東南アジア諸国連合)と日中韓の外相会議で、福島第1原発の処理水の海洋放出計画を巡って中国側が「汚染水」などと反発したことを受け、林外務大臣は、国際基準にのっとり実施していく考えを強調しました。

 インドネシアで行われたASEANと日中韓による外相会議には、林大臣や中国外交トップの王毅政治局委員らが参加しました。

 会議では、福島第一原発の処理水の海洋放出計画を巡って、王氏が「汚染水だ」と反発するなど科学的根拠に基づかない発言があったとして、林大臣は、「国際基準と国際慣行にのっとり実施する」と反論しました。

 また林大臣は、南シナ海や東シナ海での中国の海洋進出を念頭に、「法の支配に基づく国際秩序の維持、強化が不可欠だ」との考えを示しました。

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