マイナ保険証にかわる「資格確認書」“一律1年”の期限を制限しない方向で調整[2023/07/27 15:25]

 政府は「マイナ保険証」を持たない人に発行する「資格確認書」の有効期限を一律で、1年と制限しない方向で調整に入ったことが分かりました。

 政府は、来年秋に今の健康保険証を廃止し「マイナ保険証」に一本化しますが、マイナンバーカードを持っていない人も保険診療が受けられるよう資格確認書を無料で発行する方針です。

 これまで資格確認書の有効期限は「1年を限度」とし更新は可能だと説明してきましたが、政府関係者によりますと、有効期限を一律に定めず、現行の保険証に準じる方向で調整に入りました。

 自営業者らが加入する国民健康保険は1年から2年程度ですが、会社員やその家族が加入する健康保険組合は組合ごとの判断に委ねられ、有効期限も長くなる見通しです。

 来年秋の保険証廃止を巡り、自民党内からも先送り論が出るなか、資格確認証の利便性を高めることで国民の理解を得たい考えです。

こちらも読まれています