自民・萩生田政調会長が台湾・最大野党の総統候補と会談 日台関係発展で一致[2023/08/01 18:06]

 自民党の萩生田政調会長は来年1月の台湾の総統選に出馬する最大野党・国民党の侯友宜氏と自民党本部で会談し、日台関係の発展に向けて協力していくことで一致しました。

 自民党 萩生田政調会長:「台湾は私たち日本人にとって自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的な価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人であります」

 会談で侯氏は「台湾海峡の安定と安全が日本の安心につながる」として両国関係の強化を訴えました。

 両氏は経済や民間交流を通じて日台関係の発展に向けて協力していくことで一致しました。

 また、夏ごろに予定されている福島第一原発の処理水の海洋放出を巡り、萩生田政調会長は「科学的根拠に基づいた冷静な対応をしてほしい」と求めました。

 これに対し、侯氏は安全性を評価したIAEA(国際原子力機関)の判断を「尊重したい」と応じたということです。

 侯氏が所属する最大野党の国民党は「対中国融和路線」を基本としていて、国民党の総統候補の来日は2007年の馬英九氏以来、約16年ぶりです。

こちらも読まれています