外務省の来年度概算要求8137億円 偽情報対策や在外公館を強化[2023/08/23 19:33]

 外務省が2024年度予算の概算要求について、8137億円を要求することが分かりました。偽情報対策のほか、在外公館の強化に向けて今年度予算と比べて703億円増額しています。

 外務省の概算要求では偽情報を拡散させる情報戦への対策として、「情報力の抜本的強化」に701億円を計上します。

 AIなどを活用し、情報収集や分析能力を向上させ、戦略的な対外発信を強化する方針です。

 また、邦人保護の拠点となる在外公館の強靱(きょうじん)化に向けて、「外交・領事実施体制の抜本的強化」に1172億円を盛り込みました。

 今年4月、軍事衝突によりアフリカ・スーダンから邦人退避を行ったことなどを踏まえ、緊急事態に備え、在外公館に地下施設を設けることや防弾車を増やすことなどを検討しています。

 さらに、同志国の軍に防衛装備品の無償供与などを行うOSA(政府安全保障能力強化支援)の実施には21億円を求めました。

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