松野官房長官「極めて遺憾で憂慮している」中国からの相次ぐ迷惑電話など受け[2023/08/28 11:47]

 原発処理水の海洋放出が始まって以降、中国から嫌がらせの電話が相次いでいることなどについて、松野官房長官は「極めて遺憾で憂慮している」と強調しました。

 松野長官は会見で「中国から発信されていると思われる海洋放出についての電話などの嫌がらせが多数発生している」と指摘したうえで「こうした事案が生じていることは極めて遺憾であり憂慮している」と述べました。

 また、中国側に対し「国民に冷静な行動を呼び掛けるなど適切な対応を行い、処理水について正確な情報発信を強く求めている」と強調しました。

 処理水の放出開始以降、中国政府は日本やIAEA=国際原子力機関の科学的根拠に基づく説明を受け入れず、福島県などの飲食店に中国から嫌がらせの電話が相次いでいるほか、中国各地の日本人学校が投石などの嫌がらせを受けています。

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