開幕まで600日を切った大阪・関西万博を巡り、岸田総理大臣は「万博の成否には国際社会からの信頼がかかっている」として自ら先頭に立って取り組む決意を表明しました。
岸田総理大臣:「万博の成否には、国際社会からの日本への信頼がかかっています。私は内閣総理大臣として、万博の成功に向けて政府の先頭に立って取り組む決意であります」
会議には関係閣僚に加え、大阪府の吉村知事や万博協会のトップ、さらに経団連の戸倉会長が参加しました。
岸田総理は海外パビリオンの建設状況について「楽観できない」と強い危機感を示しました。
そのうえで、「危機感を共有し、一丸となって成功に向けてラストスパートする決意を確認したい」と述べました。
一方、吉村知事は「国民の信頼なくして万博の成功なしだ」として、建設が遅れている海外パビリオンの状況についても積極的に情報を開示する意向を示しました。
およそ50カ国・地域が自費でパビリオンの設計と建設をする予定ですが、建設事業者が決定したのは内定を含めて10カ国余りだということです。
政府としては、2025年春に予定通り開催するため財務省や経産省から幹部をさらに要所へ送り込み、大阪市や万博協会との連携を強める方針です。
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