岸田総理の「女性ならではの感性に期待」発言巡り 松野長官が趣旨を説明[2023/09/14 18:39]

 女性閣僚の登用を巡る岸田総理大臣の「女性ならではの感性に期待」という発言に批判が出ていることについて、松野官房長官は「多様性の確保」などの趣旨を述べたものだと説明しました。

 松野官房長官:「ご指摘の総理のご発言については、政策決定における多様性の確保が重要であることや今回任命された女性大臣にその個性と能力を十分に発揮して職務に取り組んでいただきたいという趣旨を述べられたものと理解をしています」

 そのうえで、松野長官は女性は有権者の約52%を占めるとして「政策決定における女性の参画が拡大することは重要だ」と強調しました。

 岸田総理は13日夜の記者会見で、5人の女性閣僚の任命について適材適所としながらも「女性ならではの感性や共感力も十分に発揮しながら仕事することを期待する」と発言していました。

 この発言について、立憲民主党の蓮舫参議院議員が「男性大臣には言わないでしょう。岸田総理、まだ女性は特別枠の発想ですね」と反応したほか、SNSなどでも批判の声が相次いでいます。

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