臨時国会 来月20日召集へ 秋に衆議院解散の観測も[2023/09/29 11:53]

 政府・与党は、臨時国会を来月20日に召集する方針を固めました。岸田総理大臣がこの秋に衆議院の解散に踏み切るのではないかとの観測も出ています。

 (政治部・澤井尚子記者報告)
 政府は、29日午前、自民党幹部に対して召集日など臨時国会のスケジュールを伝えました。

 会期は12月前半までとする方向で調整しています。

 召集日に、岸田総理が所信表明を行い、翌週からは内閣改造後初めての国会論戦が行われます。

 政府は、物価高対策や減税メニューを盛り込んだ経済対策を来月下旬に取りまとめる方針です。

 ただ、岸田総理は、その裏付けとなる補正予算案の提出時期については、明言していません。

 そのため、与野党からは“岸田総理は経済対策を示した段階で国民に信を問うのではないか”との観測がジワリ広がっています。

 自民党のベテラン議員は論戦が始まれば閣僚らに問題が出る可能性があると指摘します。

 そのため、「開会から間を置かず、解散すべきだ。そうしないと岸田総理は追い込まれる」との見方も出ています。

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