臨時国会きょう召集 所得減税や旧統一教会対応など論戦へ[2023/10/20 11:56]

 臨時国会が20日からスタートします。岸田総理大臣が打ち出す方向の所得税の減税や旧統一教会を巡る対応などが焦点となります。

 (政治部・笠井美来記者報告)
 岸田総理は夕方、所得減税の検討を与党に指示する方針で低空飛行が続くなか、リーダーシップをみせることで政権浮揚につなげたい考えです。

 岸田総理大臣:「経済政策あるいは物価高対策などについて、与野党の皆さんと活発な議論を行い、丁寧に説明をしていく」

 ただ、ある閣僚経験者は「減税と言えば支持率が上がるかというと、そんな単純な話ではない」と指摘しています。

 党内からは「バタバタして見えるから、政権の安定には逆効果だ」という声も出ています。

 立憲民主党 安住国対委員長:「選挙対策の減税ですよね。我々が本当に望んでいるのは、物価高に苦しむ人たちのための対策」

 野党は、旧統一教会の問題について、教団側が財産を自由に処分することを防ぐための法整備を求めています。

 政府・与党内では慎重な声も多く、与野党で合意するかが焦点です。

 新しい閣僚の資質や、20日辞任する細田議長の説明責任についても追及する方針です。

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