岸田総理「さらなる増額を認めるつもりはない」大阪・関西万博の建設費について明言

　岸田総理大臣は大阪・関西万博の会場建設費について「さらなる増額を認めるつもりはない」と明言しました。

　立憲民主党　梅谷守衆院議員：「総理、断言して下さい。これ以上、国民の負担を増やさないと。ここではっきりと国民に対して約束すべきと思いますが」

　岸田総理：「私としては、さらなる増額、認めるつもりはありません」

　大阪・関西万博の会場建設費を巡っては、資材や人件費の高騰などを理由に当初予算の1250億円から、およそ1.9倍となる2350億円に膨れ上がっています。

　今回の増額は2020年に続き2度目となり、岸田総理は「会場建設費の執行を厳格に監督する」と強調しました。

　また、目玉の一つである「空飛ぶクルマ」の運行準備が遅れているという一部報道について、岸田総理は「万博のコンセプトを体現する重要なプロジェクトだ」として、官民一体で協力し、万博の期間内に実用化する考えを強調しました。