岸田総理「撤去も含めて検討」 尖閣周辺に中国が設置した“ブイ”巡り[2023/11/22 17:14]

 国会で岸田総理大臣は、中国が沖縄県の尖閣諸島周辺で日本のEEZ=排他的経済水域内に設置したブイについて、「撤去も含めて」検討する考えを明らかにしました。

 日本維新の会 三木衆院議員:「毅然(きぜん)とした態度で挑むというのであれば、期間を区切って中国が撤去しないのであれば日本が回収をしてその(ブイの)中身を調べるということをした方が良いと思います」

 岸田総理大臣:「我が国としてはこのブイの撤去も含めて可能かつ有効な対応、これを関係省庁で連携して検討して参ります」

 岸田総理は、16日の日中首脳会談で習近平国家主席に対して「ブイの即時撤去」を直接求めています。

 しかし、中国側が撤去に応じなければ「毅然とした対応」として、日本側がブイを撤去することも含めて検討する考えを示しました。

 ただ、国連海洋法条約でブイの撤去の可否についての規定は明文化されていないということです。

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