東京オリンピックの招致に官房機密費を使って関係者に贈答品を渡したと発言した石川県の馳知事が2013年当時のブログで「想い出アルバム作戦」などと称して経緯を詳細に記録していたことを巡り、国会で野党が追及しました。
立憲 山岡達丸議員：「2013年4月1日の記録にこのように残っております。15時20分官邸へ、菅官房長官（当時）に五輪招致本部の活動方針を報告し、ご理解いただく。国際的なロビー活動、ともだち作戦、想い出アルバム作戦」
馳知事は東京にオリンピックを招致する際、「官房機密費」を使ってIOC（国際オリンピック委員会）の委員に1冊20万円のアルバムを作って渡したなどと発言し、その後、撤回しています。
立憲の山岡議員は2013年の馳氏のブログに当時の菅官房長官への五輪招致活動報告の一つとして「想い出アルバム作戦」と記載があることを指摘しました。
ブログには「安倍総理（当時）も強く望んでいることだから政府と党が連携してしっかりと招致を勝ち取れるように」と菅氏から発破を掛けられたとも書かれていて、山岡議員はIOCの倫理規定違反の可能性を指摘しました。
これに対し、松野官房長官は「（官房機密費は）取り扱い責任者である官房長官の判断と責任のもと、厳正で効果的な執行を行う」としたうえで「国民の不信を招くことがないよう適正な執行に努めている」と述べるにとどめました。
画像：馳知事のブログ「はせ日記」より
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