岸田総理、COP28で演説 石炭火力発電所の新設停止表明[2023/12/02 05:52]

 岸田総理大臣は気候変動対策について話し合う国連の会議「COP28」で演説し、今後、石炭火力発電所の新設を停止する方針を表明しました。

 岸田総理大臣:「日本は自身のネット・ゼロへの道筋に沿って、新規の国内石炭火力発電所の建設を終了していきます」

 また、岸田総理は日本の技術の活用や気候変動の影響を受けやすい途上国への資金協力を表明しました。

 そのうえで、世界の温室効果ガス排出量の半分を占めるアジアでの脱炭素化をリードしていく姿勢をアピールしました。

 電力の約3割を石炭に頼っている日本は「温暖化対策に後ろ向きではないか」と、国際社会で厳しく問われてきました。

 今回、石炭から脱却する決意を見せましたが、各国との温度差を埋められるかが課題です。

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