岸田総理 安倍派の政務三役を一掃の方針 「適切なタイミングで適切に対応」[2023/12/11 10:40]

 岸田総理大臣は11日午前、報道陣の取材に応じ政治資金疑惑を受けた今後の人事について「適切なタイミングで適切な対応を考える」と述べました。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 岸田総理はすでに閣僚だけでなく、安倍派の政務三役をすべて交代させる考えを内々に示してはいますが、朝の段階では「適切な対応を考える」と話すにとどめています。

 岸田総理大臣:「自民党の政策集団の政治資金に関して国民の皆さんの中において疑念が広がっていること、これは深刻に受け止め、危機感を持っています。状況を把握しながら国民の信頼回復のために、また国政の遅滞を生じさせないために、適切なタイミングで適切に対応を考えていきたいと思っています」

 岸田総理は、そのうえで「今の時点でそれ以上申し上げることはない」としています。

 ただ、岸田総理は、松野官房長官ら安倍派のすべての政務三役について「しっかり調査してもらうために辞職してもらう」として内閣から一掃する考えです。

 岸田総理は、今の国会が閉会する13日以降、週内にも人事に踏み切る構えです。

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