安倍派の閣僚らが辞表提出 松野長官「国政に遅滞生じさせない」[2023/12/14 12:13]

 一連の問題を巡り、安倍派に所属する閣僚4人、副大臣5人、政務官1人らが辞表を提出しました。国会記者会館から報告です。

 (政治部・小野甲太郎記者報告)
 総理官邸には14日午前9時すぎから西村経済産業大臣ら安倍派所属の大臣が次々と入り、辞表を提出しました。事実上の更迭です。

 西村経産大臣:「けじめをつけなきゃいけないと思い、国会終了を待って提出をしたところであります」

 宮下農水大臣:「やはり、政治が信頼を回復するためのですね、今回の辞任はその一歩になればと」

 鈴木総務大臣:「私自身の問題ではなくてですね、とにかく清和(政策研究会=安倍派)としては、しっかり身を退いてやっていかなければいけないなと思っています」

 松野官房長官:「私自身の政治資金収支報告書についても、様々な指摘がなされているなか、国政に遅滞を生じさせないよう本日、内閣官房長官の職を辞したいと岸田総理に申し上げ、辞表を提出いたしました」

 一方、松野官房長官の後任となる林前外務大臣は、14日朝に記者団に「困難な状況だが、しっかり職責を果たしていきたい」と語りました。

 新閣僚は夕方に皇居での認証式を経て、正式に就任します。

 これで自民党幹部も含め、安倍派「5人衆」が岸田政権から一斉に去ることになります。

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