林官房長官 任期中の派閥離脱の可能性に言及[2023/12/17 12:47]

 自民党の派閥の政治資金問題を巡り岸田派の座長を務める林官房長官は、任期中は自らも派閥を離脱する可能性に言及しました。

 林官房長官は17日、テレビ番組で政治資金問題で安倍派の閣僚が辞任し緊急登板となったことについて、「誕生日が1月19日なので119番などと言われる。守りの局面で総理をしっかり支える」と強調しました。

 また、派閥を離脱する考えがあるかと問われ「事態の推移と原因を見極め、適切に判断すべき」と、岸田総理から指示があったとして、「事実関係の解明を見守りながら適切に判断していきたい」と述べました。

 岸田総理は、7日により中立的な立場で信頼回復に努めるとして派閥を離脱していて、現在、座長を務める林長官が事実上のトップとなっています。

 リクルート事件を受けて平成元年に自民党が打ち出した「政治改革大綱」では、総裁や役員に加え、閣僚も任期中は、派閥を離脱すると盛り込まれていました。

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