北朝鮮ミサイル　日・米・韓でリアルタイムに情報共有する運用始まる

　木原防衛大臣は北朝鮮のミサイル情報を日本、アメリカ、韓国でリアルタイムに共有するシステムの運用を19日から始めたことを発表しました。

　木原防衛大臣：「リアルタイム共有メカニズムの運用開始により、日米韓3カ国の間で常時継続的にミサイル警戒データを共有することが可能となります」

　そのうえで木原大臣は、このシステムは「3カ国の防衛協力の新たな1ページを刻むもの」と強調しました。

　防衛省によりますと、日米韓で共有するのは3カ国のレーダー情報で、北朝鮮から衛星を含む弾道ミサイルが発射された時にミサイルの探知・追尾がより正確なものになるということです。

　日本にとっては落下位置をより早く正確に把握し、迎撃などに必要な自衛隊の体制を早期に取りやすくなるメリットがあります。