自衛隊などの救助活動で80人以上を救出 能登地震 林官房長官[2024/01/03 16:25]

 林官房長官は、自衛隊などによる救助活動で2日に80人以上を救出したと発表しました。一方で、今も救助を求めている数は増加し、3日朝の時点でおよそ130件あるとしました。

 林長官は3日、現地入りする自衛隊員を2000人に倍増し、さらに警察、消防に加えて救助犬も増強するなど「救命・救助活動に全力を尽くしている」と強調しました。

 一方で、通信環境が回復したことなどで救助を求める数も増加し、3日午前8時の時点でおよそ130件に上るとしています。

 政府が把握している避難者の数は2日から2万5000人ほど減り、3日午前6時の時点で石川県と新潟県などの484カ所の避難所で3万2608人いると明らかにしました。

 また、道路が寸断され陸路でのアクセスが困難な状況が続いていましたが、復旧作業が進み、すでに4トン以下の中型車が通行可能となったということです。

 現在も道路の拡張作業を続けていて、「可能な限り速やかに大型車両も通行できるようにしたい」と述べました。

 一方、2日に起きた航空機衝突事故については、封鎖された羽田空港のC滑走路の「再開の見通しは立っていない」としています。

こちらも読まれています