元徴用工訴訟 日本製鉄に賠償命令が確定 林官房長官「極めて遺憾」 韓国側に抗議[2024/01/11 14:06]

 元徴用工を巡る訴訟で、韓国の最高裁が日本企業に賠償を命じた判決が確定したことを受けて、林官房長官は「極めて遺憾で受け入れられない」と述べ、韓国側に抗議したと明らかにしました。

林官房長官
「日韓請求権協定第2条に明らかに反するものであり、極めて遺憾であり断じて受け入れられません。この点については韓国側に抗議を行ったところでございます」

 戦時中に強制労働をさせられたとして元徴用工の遺族らが日本製鉄を訴えた裁判で、韓国の最高裁は11日、日本製鉄側の上告を棄却し、賠償を命じた判決が確定しました。

 元徴用工を巡る訴訟では先月以来、同様の判決が相次いでいます。

 賠償金などの支払いについて林長官は、韓国側が「判決金および遅延利息については、韓国の財団が支給する予定とすでに表明していて、それを踏まえて対応されると考えている」と述べました。

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