阪神・淡路29年「教訓は能登でも」 林官房長官が強調[2024/01/17 13:32]

 阪神・淡路大震災から29年目の17日、林官房長官は「能登半島地震でも過去の震災の経験と教訓が生かされている」と述べ、政府の初動対応に問題は無かったとの認識を示しました。

林長官
「今回の能登半島地震におきましても政府の初動、被災者の生活支援などにこうした阪神大震災も含めた過去の震災の経験と教訓が生かされていると認識をしております」

 林長官は、阪神大震災の経験や教訓が防災訓練や防災教育に生かされたほか、耐震化や、被災者の生活再建を支援する法律の整備が進んだと強調しました。

 一方、能登半島地震で過去の教訓が生かされず、初動が遅れているとの指摘に対しては、「政府を挙げて対応している。政府の初動対応が問題だとの指摘はあたらない」と否定しました。

 また、過去の震災と比べ、現地に派遣される自衛隊の規模が小さいとの指摘には「地理的状況や被災地のニーズがあり、単純に規模だけを比較することは適当ではない」と説明しました。

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