中国とロシアに「親しみを感じない」が過去最高の割合に 内閣府の世論調査[2024/01/19 18:09]

 内閣府の世論調査で、中国とロシアに対して「親しみを感じない」と答えた人が過去最高となったことが分かりました。

 内閣府が2023年秋に行った「外交に関する世論調査」によりますと、各国に「親しみを感じますか、それとも感じませんか」と尋ねたところ、「親しみを感じない」と答えた人がロシアで95.3%、中国で86.7%となりました。

 調査方法などが異なるため単純比較はできませんが、それぞれ1978年の調査開始以来、最も高い割合です。

 政府関係者はロシアによるウクライナ侵攻が長期化していることや中国が東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を受け、日本産水産物の全面禁輸に踏み切ったことが影響したと分析しています。

 一方、北朝鮮への対応を巡って連携を強めるアメリカと韓国との関係については「良好だと思う」と回答した人がともに2022年より増加したほか、日韓関係の発展は「重要だと思う」と答えた人は73.1%と過去最高となりました。

 また、インドや東南アジアなどのグローバルサウス諸国やヨーロッパに対して「親しみを感じる」と答えた人の割合も過去最高となりました。

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