能登半島地震を受け、政府がまとめる被災者の生活再建に向けた緊急支援策の案が判明しました。「北陸応援割」として旅行需要の喚起策なども盛り込む方向で検討しています。
岸田総理大臣は被災者の生活再建を支援するために「生活・生業支援パッケージ」として1000億円を超える規模の予備費を充てる方針で、今週中にも閣議決定する方針です。
支援パッケージの案では生活の再建に向けてホテルや旅館などへの2次避難を促進するため、利用額の基準を1万円まで特例的に引き上げるとしています。
一方で、被災者のニーズに応じた応急的な仮設住宅として、プレハブに加えて地域型の木造仮設住宅を活用する方針です。
また、地域経済の再生に向けては被災した農林漁業者への再建支援に加え、中小企業が抱えるコロナ債務の返済負担を軽減することなどを盛り込む考えです。
さらに、観光の復興に向けて風評対策に取り組むことに加え、「北陸応援割」として3月ごろから50%程度の補助率で1泊最大2万円ほどの支援を検討しています。
能登地方については復興状況を見ながら、さらに手厚い支援策を検討するとしています。
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