福島原発事故対応で汚染された防護服などを誤って処分 防衛省[2024/02/03 07:32]
防衛省は、福島第一原子力発電所の事故対応に使用して放射性物質に汚染された防護服などを保管していたコンテナが、誤って処分されていたことを明らかにしました。
防衛省によりますと、コンテナには、自衛隊員が原発事故の対応で使用した防護服やマスクなどが入っていたということです。
茨城県の航空自衛隊・百里基地で保管されていましたが、先月、基地の建築廃材の回収を行っていた業者が、誤って一緒に外に持ち出したとみられます。
コンテナは廃材などとともにすでに破砕され、複数の事業者に搬入されたということです。
事業者が行った放射線量の測定は基準値以下で、現時点で健康被害は確認されていないとしています。
防衛省は詳しい経緯などを調査しています。