自民「裏金議員リスト」を提出 予算案審議“異例”スタート[2024/02/05 12:34]

 国会では2024年度予算案の本格審議が始まりました。派閥の裏金問題を巡り、1時間遅れる異例のスタートです。

 (政治部・森洋介記者報告)
 岸田総理は、派閥のキックバックを受けた議員への聞き取りを今週中に終える、などと述べ実態解明を急ぐ姿勢を示しました。

岸田総理大臣
「(全議員に)アンケート調査も今週中に行い、来週早々には取りまとめをする。党としても必要な説明責任を果たしていきたい」

 これに先立ち自民党は、いわゆる“裏金議員リスト”を提示しましたが、野党側は不十分だとして、来週前半までに出し直すよう求めました。

立憲民主党 安住国対委員長
「全容解明しようという誠実さが我々は全く感じられない。厳しい国会対応をせざるをえません」

 野党側は、自民党の対応次第では安倍派の幹部や二階氏の国会招致を検討するなど強気な姿勢を崩していません。

 自民党幹部は、能登半島地震の対応を踏まえた予算案の審議が遅れることを懸念して、「応じざるを得ないかもしれない」と漏らしています。

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