2023年の2人以上世帯の消費支出は前年比で2.6％減少　3年ぶりの減少　総務省[2024/02/06 12:54]

　総務省が発表した2023年の家計調査によりますと、2人以上世帯の消費支出は月平均で29万3997円と、実質で2.6％減少しました。3年ぶりの下落です。

　年平均の消費支出がマイナスに転じたのは新型コロナウィルス感染症の影響があった2020年以来となります。

　マイナスとなった項目は授業料や補習など教育が最大で9.8％減、家具・家事用品が7.4％減、住居が6.9％減などで、2.2％減った食料は4年連続の実質減少でした。

　消費支出を構成する10項目のうち、7項目が前の年を下回り、特に食料の支出減少が全体を押し下げた形です。

　総務省では物価高に伴う買い控えが影響したとしています。