総務省がNTT西に行政指導 約8年にわたり顧客情報120万件が流出[2024/02/09 14:59]
総務省は、NTT西日本に対し、業務委託していた子会社からおよそ8年にわたり120万件の顧客情報が流出していたことを受け、監督の見直しなどの行政指導を行いました。
「NTTマーケティングアクトProCX」は親会社のNTT西日本からコールセンター業務を請け負っていましたが、個人情報の保守管理を担っていた別の子会社の元派遣社員がサーバーから個人情報を抜き取っていたことが調査により発覚しました。
2014年からおよそ8年にわたり、NTT西日本の顧客の氏名、住所、電話番号などおよそ120万件の個人データが第三者に流出していたということです。
これを受け総務省はNTT西日本に対し、委託先の監督の見直しや対策の強化などを求めた行政指導を行いました。
3月29日までに再発防止策の提出を指導したほか、今後1年間は四半期に一度、取組状況を報告するよう求めています。
NTT西日本の森林社長は謝罪するとともに再発防止に努める考えを示しています。