日本政府「重大な懸念」 カナダ“亡命”の周庭氏を香港警察が指名手配[2024/02/09 15:17]

 政府は、香港警察がカナダに事実上の亡命をした民主活動家・周庭さんを指名手配したことを受けて、「重大な懸念を強めている」とする答弁書を閣議決定しました。

 松原仁衆議院議員は周庭さんや、「リンゴ日報」の創業者・黎智英さんらが香港で、反政府的な活動を取り締まる国家安全維持法に基づいて不当な弾圧を受けているとして、日本政府の姿勢を質問主意書で問いました。

 9日に閣議決定した政府の答弁書では、香港国家安全維持法が2020年に施行されたのち、「香港の繁栄を支えてきた『一国二制度』の根幹である言論や報道の自由といった基本的な価値の尊重に対して深刻な懸念を抱かせる」と指摘しました。

 そのうえで、「我が国として重大な懸念を強めている」として、関係国と連携して適切に対応する考えを表明しました。

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