【速報】“更迭”直前に4660万円を使用 松野前官房長官の官房機密費めぐり論戦[2024/02/13 12:24]

 内閣官房機密費を巡り、松野前官房長官が去年12月に退任する直前の2週間の間に4660万円を使用していたことが明らかになりました。

立憲民主党 山岸衆院議員
「松野前長官が安倍派の裏金問題で更迭をされる直前の時期に5000万円近くを自らに支出をしていた、お間違いありませんか」

林官房長官
「政策推進費は支出先が一律に官房長官となるものでございまして、昨年12月、私に引き継がれるまでの間に4660万円、これが使用されたことは事実であります」

 政策推進費は、内閣官房機密費のうち政策を円滑に推進するために官房長官の判断で機動的に使用できる経費です。

 立憲民主党や共産党は13日午前、衆議院の予算委員会で、松野前長官が事実上更迭される直前にその経費として多額の現金を引き出していたことを問題視し、追及しました。

 林長官は「国の機密保持上、使途などを明らかにすることが適当ではない」としたうえで、「松野前長官個人に支出したかのように受け取られているとすればそうした事実はない」と強調しました。

 4660万円について政府は、松野前長官の判断と責任で、適性な執行が行われているとの認識を示しています。

こちらも読まれています