安倍派幹部らは政倫審で説明を 衆院予算委「政治とカネ」で集中審議[2024/02/14 11:56]

 国会では政治とカネを巡って集中審議が開かれています。野党は自民党の安倍派幹部らが政治倫理審査会で説明するよう岸田総理大臣が促すべきだと追及しました。

 (政治部・村上祐子記者報告)
 立憲民主党は、「裏金の実態が全く分からない」と繰り返し岸田総理に迫りました。

立憲民主党 山井衆議院議員
「岸田総理は火の玉になると言いながら二階議員や安倍派幹部には政倫審への出席を促す気はないということですか。お答えください」

岸田総理大臣
「ぜひ説明責任を果たしてもらいたいと思いますし、そのために様々な手段があるということ、これは党としても考えておりますし、関係者と意見交換をしておるところであります」

 政倫審について岸田総理は周辺に「しっかりやらないと世間はそんなに甘くない」と話していて、開催に後ろ向きではないということです。

 また、自民党関係者は2024年度予算案の年度内成立のためにも政倫審を開くのは「既定路線」だとしていて、開催に向けた調整に入りました。

 ただ、安倍派幹部らが出席するかどうかは、本人の判断となります。

 野党は、政倫審に応じない場合は「さらにハードルをあげる」として、証人喚問を要求する構えです。

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