林官房長官「留意する」 北朝鮮・金与正氏“総理訪朝”の可能性巡る談話受け[2024/02/16 11:43]

 北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正(ヨジョン)氏が岸田総理大臣による北朝鮮訪問の可能性に触れた談話を発表したことについて、林官房長官は「留意する」と述べるにとどめました。

林官房長官
「(金与正副部長が)談話を発出したことには、留意をしております。それ以上の詳細については今後の交渉に影響を及ぼす恐れがあるため、明らかにすることは差し控えたい」

 そのうえで林長官は日朝首脳会談に向けて「様々なルートで働き掛けを絶えず行ってきている」と強調しました。

 一方、与正氏が談話のなかで拉致問題を解決済みだとしていることについては「まったく受け入れられない」と反論し、「拉致・核・ミサイルを包括的に解決する方針に変わりはない」と強調しました。

 日朝関係を巡っては、先月、金正恩総書記が岸田総理に対し能登半島地震の被害に対するお見舞いのメッセージを送っていて、政府内では、こうした動きの真意について慎重に分析しています。

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