立憲・泉代表 “トリガー条項”カギに野党連携目指すも各党に温度差[2024/02/16 20:12]

 立憲民主党の泉代表は、ガソリン税の一部を引き下げる「トリガー条項」をはじめとする共通の政策で他の野党と政権交代を目指す考えを改めて示しましたが、先行きは不透明です。

立憲民主党 泉代表
「自民党に期待したって、交渉能力も協議能力もない、政権運営能力もないわけですから、それを今回、国民民主党は悟ったんじゃないですか。政策を実現するんだったら、野党による新しい内閣で実現すべきでしょうと思います」

 泉代表は、共通の政策を掲げて野党が結集する「ミッション型内閣」を呼び掛けています。

 国民民主党がトリガー条項を巡る与党との協議から離脱した後、玉木代表も立憲との協力に前向きな姿勢を示しています。

 しかし、エネルギー政策や安全保障政策での両党の隔たりは大きく、玉木氏は、これらの政策で一致しなければ「政権をともにできない」としています。

 一方、日本維新の会の馬場代表は、国民民主が連携に前向きなトリガー条項についても「我々は暫定税率廃止を訴えている」と否定的で、「今の立憲とは国家のかじ取りを一緒にできない」と拒否しています。

 今後、野党3党の連携が進むのかどうかが岸田政権と向き合ううえでの鍵となりそうです。

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